RESEARCH

見えの分類に基づく商画像を用いた顔認識

この研究のポイント

顔画像の見えを拡散反射・鏡面反射・影などに分類し、照明の影響を正規化した画像を合成します。一般的な顔の拡散反射を表す基底画像を利用し、照明条件が変わる場合の顔認識を改善します。

CAQI.png

概要

同じ人の顔でも、照明の当たる方向が変わると、影ができたり、肌が光って見えたりします。こうした明るさの違いは、コンピュータが顔を見分ける妨げになります。この研究では、光や影の影響を抑えた顔画像を作り、照明条件が違っても認識しやすくする方法を提案しました。

基にしたのは、画像の各部分の明るさを、周囲をならした明るさと比較する方法です。ただし、強い光の反射や影があると、その部分が肌の色で明るい・暗いのか、照明の影響なのかを、1枚の画像だけでは見分けにくくなります。そこで、一般的な顔に光が当たったときの見え方を表すモデルを使い、自然に広がる反射、強く光る反射、影を区別して画像を補正します。

人物ごとに学習用の顔画像を1枚だけ用意し、Yale Face Database Bと実環境で撮影したデータで評価しました。その結果、顔の見え方を区別して照明の影響を抑える方法が、人物の識別に有効であることを確認しました。

発表文献

発表文献(日本語)

otama1.png