RESEARCH

一時的な遮蔽物がある空間におけるカメラと無線デバイスを用いた人物位置推定

研究の概念

遮蔽物がないときにカメラと無線デバイスを連携させ、電波強度と人物位置の対応を学習します。カメラの視野が一時的に遮られたときは、この対応を用いて人物位置を推定します。

WiFi-person-position.jpg

概要

カメラセンサは、一般に人物の位置を高精度に推定できます。 ここでは、一時的な遮蔽物によってカメラの視野がやむを得ず遮られ、人物の位置を推定できなくなる状況を考えます。 近年、遮蔽物を透過できる電波を発する無線デバイスを用いた人物位置推定手法が提案されています。 ただし、無線デバイスを用いて人物の位置を正確に推定するには、電波強度と人物位置のデータを対にした学習サンプルの収集方法も考慮する必要があります。無線デバイスから取得される電波信号には、カメラ画像と同じように人が直感的にアノテーションを付けることができないためです。 提案手法では、遮蔽物がないときにカメラと無線デバイスを連携させ、人物位置を推定する回帰モデルの学習サンプルを自動的に収集します。 これにより、一時的な遮蔽が生じた場合でも、このモデルを用いて人物位置を推定できます。 一時的な遮蔽が生じる条件での実験では、ポスター展示空間を1人が歩く場合の人物位置推定誤差は15.9 cm、2人が同時に歩く場合は18.7 cmでした。

関連文献

otama1.png