この研究のポイント
受付担当者と利用者の行動を観察し、実写アバタに気付き状態と応答状態を組み込みます。状況に合った行動を適切なタイミングで再生し、利用者との対話を円滑に始めることを目指します。
概要
画面の中の案内役が、近づいた人に反応しなかったり、返事が遅れたりすると、話しかけにくくなります。本研究では、実際の人を撮影した「実写アバタ」が、利用者とのやり取りを自然に始めるための方法を考えました。
まず、案内所で受付担当者と利用者の行動を観察しました。その行動を参考に、アバタに「利用者に気付く段階」と「利用者に応じる段階」を設けました。各段階に合った受付担当者の動作を、適切なタイミングで再生することで、やり取りを自動的に始めます。
実験では、この二つの段階を設けた場合と設けない場合を比べ、やり取りが始まるときの印象を参加者に評価してもらいました。二つの段階を設けた方法の方が高い評価を得られ、利用者に気付いてから応じるまでの振る舞いを組み込むことの有効性を確認しました。
発表文献
- Tsubasa Miyauchi, Ayato Ono, Hiroki Yoshimura, Masashi Nishiyama, Yoshio Iwai,
Embedding the awareness state and response state in an image-based avatar to start natural user interaction,
IEICE Transactions on Information and Systems, Vol.E100-D, No.12, pp.3045 - 3049, December 2017.